エクセルに時間を費やさない

表計算=エクセル?

 マイクロソフト・エクセルをお使いでしょうか。たくさんある表計算アプリのひとつで、最もよく使われていると思います。表計算ソフトの代表格(デファクト・スタンダード)といっていいでしょう。

 エクセルはたいへん便利なアプリです。今後AI(エーアイ)が実装されることで、ますます利用されることでしょう。

 複雑な計算を一瞬でやってくれます。計算式が正しければ決して間違えません。データの集計や抽出、並べかえも簡単にできます。

 表題は「エクセルに時間を費やさない」と書いたのは、「実務でエクセルを使うのに時間を費やさない」という意味で、学ぶ時間はある程度必要だと思います。「ある程度」というのは、体系的にエクセルのすべてを網羅するような学び方は、時間にたっぷりと余裕のある方にとっては、意味がありますが、今すぐエクセルを使いたいという方には、効率的な学び方があるということです。

めんどくさいから始める

 ぼくは、もともとめんどくさがりなので、30代になって、仕事でパソコンに使うようになるまでは、「パソコンってめんどくさい。」と思い、ずっと避けていました。使い始めても、当時はいちいち百科事典よりも分厚いマニュアルを読まなくてはならず、それこそ「めんどくさい。」でした。

 でも、使っていくうちに、パソコンでズル(省力化)ができることに気づきました。その中でも、エクセルはダントツにズルができるソフト(今はアプリって言うほうが多いですね)でした。

 エクセルを使う時に、何度も同じことを繰り返している、あちこちクリックしないといけない、そんなめんどくさい場面に出会ったときが実はチャンスです。そういうときのためにエクセルはあると言っていいくらい、他のもっと簡単な方法が見つかります。特に、今現在プリントアウトした表を、電卓を使って「確かめ算」とかやっている人は、その作業確実に無くせます。そして、次から、安心してエクセルに任せられるようになります。

 極端な話、1日かかっていた作業が、5分で片付いてしまいます(現実にそういうことが起こります)。

これは実話、実例です

 パソコン教室に来たある方の実例です。とある役場に臨時職員で働いていたそうです。宛名書きみたいな仕事をずっとしていて、データはパソコンにあって、プリントアウトした紙を見ながらチェック付けなどの作業をしていたそうです。

 その仕事にうんざりして、何か別の方法はないのかと、当教室に来て尋ねられ、「それ、5分でできますよ。」と、そのやり方を60分程度ご指導させていただきました。

 その方、臨時職員を辞められたあと、バリバリパソコンを使う仕事につかれて、今独立して事務所を持っておられます。


★以下は広告です。

Excel 最強の教科書[完全版] 【2nd Edition】

新品価格
¥1,584から
(2025/2/27 21:10時点)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です