速いパソコン、遅いパソコン

 どっちを選びますか?と聞いたら、確実に「速いパソコン」と答える方が多いことでしょう。

 誰もが、パソコンで何か作業をしようとしたときには、砂時計がくるくる回っているよりは、パッと画面が変わって欲しいと思うはずです。

 一方でパソコンを買う人に聞くと、「なるべく安いパソコン」を求めているのが現状です。

 安いパソコンって、100%遅いんです(笑)。

 じゃあ、速くて安いパソコンってないんですかっていう話になるんですが、ありません(断言)。

 いや、Chromebookならという人もいるでしょうし、去年の売れ残りのセール品を狙うといいよとか言うと思いますが、実際、速くて安いパソコンは、ないんです。

 でもね。遅いパソコンも魅力があるんですよね。待つ時間が持てますから。

 どういうことかというと、考える時間を与えてくれます。

 もちろん、程度問題ですよ。今AIだとか言って、瞬時に文書の要約とかできる時代ですから、じっくりたっぷりという感覚はないんでしょう。

 このようなAIが瞬時に答えを出す時代だからこそ、パソコンの「遅さ」が私たちに与える「考える時間」は、見過ごされがちな、しかし心の豊かさに繋がる貴重な贈り物なのかもしれません。

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