スマホ&PC 10年の進化と使いこなしの壁

 ぼくの初めてのスマートフォン(以下「スマホ」)は、2013年のINFOBAR A02でした。日本でスマホが普及し始めたのもその頃だろうと思います。iPhoneが日本で発売されたのは、2008年でしたが、その後数年は、ぼく自身もそうですが、折りたたんだり開いたりしてガラケーを使っていました。

 そう考えると、ここ10年〜12年でスマホが普及して、今はAIだと騒いでいるわけです。世の中もずいぶん変わったなと思います。

 ただ、誰もがスマホの機能を使いこなしているのかというと、どうでしょうか。多くの人がガラケーが使えなくなったから仕方なくケータイとしてスマホを使っているというのが現状のような気がします。

 だから「ケータイにしちゃ使いにくいな。番号押すとこがないし。」「いろんな文句(メッセージ)が画面で出てきて、音も出るし、わけがわからん。」「ボタンらしいボタンがないし、どこに何があるかわからん。」というような声を聞くことが多いわけです。あげくには手続きはネットで、ワイワイ(ワイファイ=Wi-Fi)でとか言われて、何をするにもあきらめている方が多いようです。

 一方で、パソコンはというと、2000年頃から使い方が止まっている印象があります。つまり、パソコンを使う=オフィスソフトを使うといったやや偏った認識です。これは30数年前のワープロ専用機が売れなくなった頃とあまり変わっていません。機能的にはパソコンもスマホも既に同列になっていて、異なるのは、表示される情報量だったり、使えるアプリだったりします。

 逆にこのアプリを使うときはスマホで、別のアプリはスマホで、これはタブレットで、ゲーム機でと使い分けているのが新しい世代です。実際にスマホもパソコンも単なるプラットフォームの違い、ハードの違いでしかありません。

 これからのパソコン教室のあり方としては、このあたりの壁をどう崩していけるのかが、これからの課題なのかなと考えています。

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