これまで私たちは、「こういうときは、こうする」と、学校でも社会でも一所懸命に「How to(ハウツー)」を学んできました。そのハウツーは、まったく意味がないとまでは言いませんが、今後どんどんと必要性が薄れていきます。なぜでしょうか。これから数年のうちに、すべてのハウツーは、徐々にAI(人工知能)が担うようになるからです。
ただし、現在AIを利用するためには、無料版のChatGPTなどのサービスに登録して利用するか、課金して有料のサービスを利用する方法しかありません。それも今後は、AIがパソコンなどの電子端末だけでなく、さまざまな機器やサービスに組み込まれていくため、特別な利用登録をしなくても、ほとんどの方がAIの恩恵を受けることになります。
ぼくの勝手な想像で一例を挙げてみましょう。
「部屋が暗くなって、誰かがいたら明かりをつけて、誰もいなくなったら1分後に消してください。誰かいても、動きがなければ、30分後に10%まで暗くしてください」
こんな感じで、日常の言葉で一度登録すれば、自動的にオン・オフを切り替える照明が普及するといったイメージです。
「まさか、そんな面倒なこと」と思われるかもしれません。しかし、こうした照明は、まずホテルや病院、老健施設などで普及していくでしょう。
ホテルの部屋のドアを開けると、入り口がパッと明るくなり、一歩踏み入れると、ふわーっと部屋全体が最適な明るさまで照らされる。そんな光景が想像できます。入り口の防犯カメラが作動していることを表す赤いランプがかすかに点滅し、登録された人物を認識するとランプが消え、カメラはプライバシー待機モードに切り替わります。
この照明は耐久性や利便性が評価されて話題となり、電気代を含めたコストが一定基準以下になった時点で、一気に一般家庭にも普及するでしょう。
まるで夢物語と思うかもしれません。でも、半世紀前では、「壁掛けテレビ」「テレビ電話」「車の自動運転」などは、すべて夢物語でした。当時、インターネットやスマホ、タブレットは存在せず、携帯電話は重く大きく、非常に高価だったため、持てる人は限られていました。SNSもLINEもなく、ポケベルが重宝されていた時代です。
その後の約30年に起きた変化は、非常に目覚ましいものでした。ですから、それ以上の変化が、ここ数年で起きても不思議ではありません。
こんな話をすると、必ず「変化が早い」「ついていけない」と言われます。しかし、これまでのどんな文明機器も、時代とともにどんどん親しみやすく、使いやすい方向へと進化しています。これから80歳、100歳になっても、今より身近で、意識せずに使える情報機器が登場するはずです。それはおそらく、メガネや補聴器、洗面台、杖、帽子、靴、おもちゃ、鏡、病院のスリッパ、名札、シニアカーなど、あらゆるものと一体化していることでしょう。
広告―AD―Google AdSense
What to を学ぶ時代へ
これからは、”What to(ワットトゥ)”を学ぶことが重要になります。使い方や方法を学ぶのではなく、「何をすべきか」「どう活かすのか」を考えるのです。
つまり、AIが実際にどのような働きをするのかを理解し、それをどう活用するかを考える力が求められます。AIが進化するにつれて、私たちの仕事や日常生活は大きく変わるでしょう。その変化に対応するためには、柔軟性や創造性が不可欠です。今後は、さまざまな分野でAIと共に働く能力が重要となります。AIに仕事を奪われることを恐れるのではなく、AIと共に成長し、新しい価値を創造することに注力すべきなのです。
世界が変わる時
人々は、何千年もの間、異質なものを「悪」と捉え、攻撃する習慣を持ち続けてきました。それが身を守るための、動物としての本能だったからです。
人間同士でさえ、宗教や文化の違い、外観の違いを互いに蔑み、争い、傷つけ合ってきました。
幸いなことに、ようやく人類の多くが「多様性」を理解し合えるようになってきました。ここで記すことは理想論でも楽観論でもありません。すでに理解し合い、協力し合う関係、認め合いながらも適切に住み分ける関係が広がっています。
私たちはすでに、吹き替えや字幕のある外国映画を楽しみ、翻訳された外国の本を読んでいます。これは、長い時間をかけて築き上げてきた先人の努力の賜物です。
AIが、こうした異文化の架け橋になるとしたらどうでしょうか。翻訳アプリを使ってみてください。外国語だけでなく、難解な日本語の論文であっても、AIは「中学生レベルの文章に変えて」と頼めば、分かりやすく要約してくれます。
難しいと思っていいたことが簡単になり、遠くに感じていたものが近くなる。AIがもたらすのは、そんな「優しさ」のある変化かもしれません。変化の早い時代ではありますが、あまり難しく考え過ぎず、まずは新しい道具を楽しみながら触れてみることから始めるのがいいでしょう。
私たちの日常が、AIという新しい彩りによって、より豊かで自由なものになることを願っています。
広告―AD―A8.net
まるっとぱそ(訪問サービス)
パソコン、タブレットでお困りの方どなたでも、なんでも。鳥取市近郊に訪問サービスいたします。
電話 090−6835−2701 岸本みゆう
30分以内2,000円

