インターネットには危険がいっぱい

 昔アラン・ドロンが主役のフランスの映画『危険がいっぱい』(1964年)というのがありましたが、そのフランス語の原題Les félins(レ・フィラン)”をGoogle翻訳に訳してもらったら『ネコ科動物』と出てきました。もう少しくだけた映画のタイトルらしい言葉に変えると『ねこちゃん』となるでしょうか(笑)これを『危険がいっぱい』とした当時の映画人のセンスはすごいと思います。私が1970年代子どもの頃、何度かテレビでこっそり見た記憶がありますので、印象的なテーマ曲も覚えています。当時はちょっとエッチな映画だと思われていたフシがあります(「エッチ」という表現も古いわ)。たぶんテレビでは、きわどいシーンが出るたびにコマーシャルで切り取られていたような気もします。

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 さて、映画の話でいきなり脱線してしまいましたが、私がここで話題に選んだのは現代のインターネットです。あやしい広告やメール、ウソやデマや誹謗中傷だらけのSNSと思って見てみると、本当に「危険がいっぱい」なんだと思ってしまいます。ニュースを開くと、事件事故だらけで、世の中だんだん、ますますひどいことになっている、世も末だと思っていませんか?

 実際、事件事故はあるし、昔は滅多にいなかった詐欺師が大量にいるように感じられます。

 でも、いったんそのことに目をつぶり、現実の自分の身の回りを見てみましょう。事件事故は増えていますか? 悪い人が身近に誰かいますか? 実感として増えているでしょうか?

 インターネットの発達で、それまで知ることがなかった全国、あるいは世界のニュースがリアルタイムで見られるようになりました。つまり、あらゆる出来事の距離がインターネットによってぐんと身近になったのがこの20数年でした。その前までは、テレビのワイドショーで、リポーターが決死の覚悟で、まるで戦場にいるかのように、ヘルメットをかぶってマイクを片手に声を張り上げていた時代でした。そうやってでも当時は伝えられなかった首都高の交通事故だとか、どこかのマンホールから水が溢れただとか、どこかの国で日本人が不慮の死を迎えただとかという記事が新聞に載るよりもずっと早く、もっと詳細に伝えられます。

 既にお気づきのように、痛ましい事件事故ほど、早く伝わります。どこかの桜が咲いたという記事よりも多く伝わります。それが現代の特徴です。

 すべての動物が危険に対して敏感です。天敵が現れると、仲間に教え合い、逃げる行動をします。それは人間も例外ではなく、危険に対して敏感で、過剰とも思える反応をします。それは、インターネット時代になっても変わりません。

 さて、あなたはかわいい『ねこちゃん』です。こうした世の中の変化にはおかまいなく、理想とする時代を作っていきましょう。まどわされる必要はありません。迷ったときは、私に遠慮なくご連絡ください。

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